
2006年8月13日 17時53分撮影
姫路で野宿した後、電車にどんどこ揺られながら向かった山口県にある本州最西端は毘沙の鼻。最○○という言葉に弱い私は、今回の旅でいろいろな最○○を制覇しようと画策しているようで何もしていなかったのでインマが調べてくれた。
その中の一つが本州最西端である。
屋久島の旅までに私が制覇していた最○○は以下の4つで、この先どんどん増やして行きたいという想いがある。
◇日本最北端は宗谷岬
◆本州最北端は大間崎
◇千葉県最南端は野島崎
◆日本で海岸線から一番遠い地点
最西端に行こう、ハッキリ決めたのは旅の前日である。本当を言うと一日目には最西端に行く予定だったのだが、いつものごとく前日に旅の用意し始めたため、ネオロマやる時間はあったが寝る暇がなく、午後まで寝ているうちに姫路で野宿することに。到達は二日目の夕方となった。
本州最西端、最寄り駅は梅ヶ峠駅とある。
くせ者とはこのことだ。
最寄り駅、そう最寄り駅。果たして徒歩で2時間以上かかる場所を最寄りというのか。
おそらく苦虫を噛み千切った顔をしながら、夕方とはいえ、炎天下の中を歩いていた。リュックが重い。前日にノリで買ったフィン&シュノーケルが憎い。それらを見つけてきたインマが291。
一つ山を越えたところで、ゴミ処理場を示す看板が現れる。その先に見えるのは山々。目の前にある山を越えるのは良しとしよう。だがその向こうに見える山はなんだろう。まさか……。まさかね。
ひやりとした冷たい汗が背を滑る。気分は「積み荷を、積み荷を燃やして……ッ!」これである。
日が沈んできた。左手には九州との境目にあたる海、右手には山々。
目的地が見えない不安のせいか、嫌な考えが頭をよぎる。
「本州最西端て17時までに到達しないと入れなかったような……?」
ゴミ処理場の中にあるため、ゴミ処理場が開いている時間でないと入れないというのを説明書きで見たような気がする。17時だっただろうか、17時30分だったろうか。
時間は16時30分を示している。
こういうことはよくあった。
ばーちゃんと岡本太郎博物館に行ったときも、ろくろく場所を調べず行くものだからおおいに迷い、「閉館時間17時だったら間にあわねえ〜やべぇええ」と叫びながら渋谷を歩いていた。結局、閉館時間が遅くてどうにか間に合った。
四国巡礼では納経時間が17時までなのに、16時55分の地点で目的地は見えず、本気で泣きそうになりながら走った。その日は重い荷物をかかえていくつも山を越えたので体力気力共にへとへとだったのだ。山門が見えた瞬間の喜び、山門をくぐったときに降ってきた雹のうまさは、今でも忘れられない。
今のところ最後はなんとかなっている。が、今回もそうとは限らない。
17時30分が門限であることを願うばかりである。
歩行速度の違うインマを目の端に留めながら、間に合うか間に合わないかという速度で向かう。
ゴミ処理場を示す看板がなくなり、道を間違えたのかもしれないという不安が背中に加わる。
目の前に山がある。この先にあるのだろうか。
ひたすら進むしかない。戻ったところで場所はわからない。だったら行けるところまで行くしかない。でも、言わせてほしい。
「積み荷を、積み荷を燃やし……」
山のてっぺんに、ゴミ処理場があった。
「インマ! あったどーーーーーーーーーー!」
遅れるべくして到着したインマと共に、金網を越えて、管理所へ向かう。中にいるおじいちゃんたちに汗だくで「最西端に行きたいんですけど」と言うが聞き返される。「毘沙の鼻に行きたいんですけど」と言ったら通じた。どっと、自分の汗臭さを感じた。
実際は最西端目当ての人はゴミ処理場の上にある展望台にしか行けないらしいのだけど、千葉から来たというと、「そんな遠いところから来たのかぁ〜」という声とともに、最西端の地に行くことを許可してくれた。千葉という距離だけじゃなく、たぶん最寄り駅から徒歩で来たということもでかいだろう。あとツナギもなんか効果あったかもしれない。
ゆっくりと本州最西端を眺めた。

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ごめんちゃいm( __ __ )m
きっとこれがさ、車とかでスーって行ってもダメだったんだよな。遠路はるばる徒歩にて詣でたから大目に見てやるよって行ってくれるのだ。苦旅人万歳。
いいっすねぇ おれも旅いきたーい!